俳優の八千草 薫さんは、86歳!
若さも!美しさも!衰えず!ますますお元気!で、フアンを魅了します。
秘訣は、「毎日欠かさずステーキ(たんぱく質)を食べること」 と 「山登り」だそうです。
健康長寿には、たんぱく質が欠かせません!
暑さや湿気で自律神経が乱れ、食慾不振や不眠、倦怠感などの夏バテ防止には、たんぱく質の摂取が大切です。
毎日40℃を越えるスーパー猛暑が続く今年の夏は、熱中症で倒れる方も多く、栄養バランスが大切です。
ついつい口当たりの良いアッサリ系の食事になりがちです。
特に、食も進まない高齢者は要注意!。栄養不足、たんぱく質不足が起きています。
*、このぺーじは、「CLASSA薬局の健康情報誌 ライフ 8月号」から引用しました
成人体重の約15~20%は、たんぱく質です。約60%が水分、約15%が脂質です。
つまり私達の体は、これらの3つの成分から出来ています。
特にたんぱく質は、全ての生き物の体を作っています。
たんぱく質は、体の組織(筋肉・骨・皮膚・髪・爪)を構成するほか、酵素やホルモン、神経伝達物質、免疫物質、遺伝子などの材料になります。
糖や脂質が不足している時は、エネルギー源にもなります・・・本来の目的では有りません。
1日に必要なたんぱく質量を摂取していても、糖質や脂質などのエネルギー源が不足すると、たんぱく質を分解、エネルギー源として遣います。
その結果、私達の体を作るというたんぱく質本来の働きをするたんぱく質が不足します。
ダイエットなどの時は、十分な注意が必要です。
糖質や脂質が、たんぱく質に変換されることは有りません。
たんぱく質は、20種類のアミノ酸からなります。
たんぱく質を家とすると、柱や梁、土台に当たるのがアミノ酸です。
アミノ酸は、多用かつ複雑に結合して、性質や働きが異なるたんぱく質を造ります。
牛肉のたんぱく質と豚肉のたんぱく質はことなります。同じ牛肉のたんぱく質でも、牛によって異なりますし、部位によっても異なります。
アミノ酸のうち、体内で作れず食事から摂る必要の有るアミノ酸を、必須アミノ酸と言います。
必須アミノ酸を、適切な割合で含んだものが良質なたんぱく質です。
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質に分類されます。
動物性には、肉(豚肉・牛肉・鶏肉)や魚、乳製品(牛乳・チーズ)があります。
植物性には、大豆(豆腐・納豆・豆乳)等が有ります。
必須アミノ酸を全て含んでいるのが、動物性たんぱく質(肉)ですが、肉の過剰摂取は、脂肪の過剰摂取につながり、要注意です。
成人のたんぱく質必要量は、目安として、体重kgを gに言い換えたものと言われます。
体重60kgの人で、たんぱく質の1日摂取必要量は、60gです。
体重ばかりでなく、年齢・活動量・・・・・など多くの条件で異なります。
摂取の内訳は、肉類 1/3、魚 1/3、植物性(豆腐・納豆) 1/6、乳製品 1/6 が目安です。
2~3日でバランスをとるように心がけましょう。
下の「たんぱく質含有量」を参考にして下さい。
たんぱく質が不足すると、体力や免疫力が低下します。
このため、夏の暑い時期は、夏風邪や食中毒の感染症に罹りやすくなります。
血管が弱くなり、脳卒中などの危険も増します。
摂りすぎたたんぱく質は、脂肪に変換されます。
過剰摂取が続くと、過剰分は腎臓で濾過され、尿となり排泄されますが、腎臓に大きな負担がかかり、腎臓機能の低下につながります。
加齢に伴い消化機能が低下するため、摂取した栄養の体内利用率が悪くなります。
また、高齢化により、食も細くなり、栄養不足が起こります。
低栄養は、気力の低下をまねきます。高齢者は、栄養補給に注意が必要です。
特に、体の組織をつくり、ホルモンなどの体のバランスを保つ元になるたんぱく質の摂取は、シッカリ行なう必要が有ります。